編集部からのお知らせ
解説集:台頭するロボット市場のいま
解説集:データ活用で考えるデータの選び方

データから文章を作成するNarrative Science、1000万ドルを調達

Larry Dignan (ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部

2014-12-01 11:41

 データを文章にするソフトウェアを開発するNarrative Scienceが、保険会社のUSAAから1000万ドルの出資を受けることを発表した。USAAとは、同社のソフトウェアを導入する契約も締結したという。

 USAAは軍人およびその家族向けに保険や金融商品を提供する大手保険会社で、今回の投資ラウンドには同社の子会社、SAPのベンチャー部門Sapphire Ventures、Battery Venturesらが参加しているという。得られた資金は開発、営業、企業開発に利用するという。

 Narrative Scienceの代表製品「Quill」は、財務データを文章へと変えるプラットフォームだ。同社は、分析ダッシュボードやビジネスインテリジェンス(BI)には限界があるという理論を掲げている。仮想化ツールもその背後にある物語を必要としており、平易な言葉でデータを表現する必要があると主張する。

 USAAを顧客として獲得することは、Narrative Scienceのフォーカスに沿ったものとなる。Narrative Scienceはデータを文章にする機能により、一部の関心を得ている。ジャーナリストは自分の仕事を脅かしかねないソフトウェアについて書くのが大好きだ。Narrative ScienceはForbesのようなメディアで利用されており、BtoB専門のメディアであるHanley Woodでもレポート作成に利用されている。

 だが、これらを除くとNarrative Scienceの顧客のほとんどが金融機関だ。Quillは利益率、保有ポートフォリオなどのデータから株主向けレポートを作成してくれる。設定によって、カスタマイズしたり、ハイライト表示したり、重要な部分を最初に持ってくることなども可能だ。Narrative Scienceの技術は幅広いが、現在のところ同社は金融、政府、メディアなどの業界にフォーカスしている。

 Narrative Scienceの共同創業者兼チーフサイエンティストのKris Hammond氏は、「多くの人にとって分析とはマシンからデータを取り出すことを意味する。この場合、スプレッドシートやダッシュボードを使うことになる。アイテム上でデータを扱っているに過ぎず、もっと人間にやさしいものになる必要がある」と述べている。同社は他の業界への拡大について、スポーツ業界、製造、小売り、医療を挙げた。スポーツでは若者のバスケットボールや野球の試合スコアから文章を生成するアプリを構築しており、ユーススポーツには「幅広いマイクロオーディエンス」があるとしている。


この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

Special PR

特集

CIO

セキュリティ

スペシャル

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. クラウドコンピューティング

    AI導入に立ちはだかる「データ」「複雑さ」「コスト」「人材」の壁をどう乗り切ればいいのか?

  2. クラウドコンピューティング

    【IDC調査】2026年には75%のアプリがAIを実装!導入で遅れた企業はどう“逆転”すべきか?

  3. 運用管理

    経産省調査で明らかに:未だにレガシーシステムを抱える企業が8割!オープン化でよくある課題とは?

  4. 運用管理

    AWS東京リージョンの大規模障害に学ぶ、パブリッククラウド上のシステムの迅速な復旧方法

  5. windows-server

    【ユースケース】ソフトウェア開発にDell EMCインフラ+コンテナを使うメリット

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]