Microsoftは米国時間12月1日、「Microsoft Dynamics CRM 2015」のオンプレミス版とクラウド版を正式にリリースした。
「Microsoft Dynamics CRM Online」は44の言語にローカライズされ、世界130の市場でリリースされた。また、「Microsoft Dynamics Marketing」の2015 Updateも同日にリリースされた。Microsoft Dynamics CRM担当コーポレートバイスプレジデントであるBob Stutz氏によると、今後Microsoftは6カ月のサイクルで継続的に新技術をリリースしていく予定だという。
「Vega」のコードネームで呼ばれていたMicrosoft Dynamics CRM 2015は、セールス部門とマーケティング部門を隔てる障壁の打開を目指すもの。ソーシャルサイトのデータを分析する「Social Listening」と、パーソナルアシスタント機能の「Cortana」が統合されている。ユーザーはCortanaを通じた音声入力で会議を設定し、連絡先を検索し、顧客リストを表示し、新規顧客レコードを作成するなど、各種の操作を実行できる。Microsoftは「Windows 10」にもCortanaを搭載する予定だが、Windows 10のテクニカルプレビュー版では、まだCortanaのサポートは有効化されていない。
Microsoft Dynamics CRM 2015製品群の詳しい機能については、無料でダウンロード可能な「Microsoft Dynamics CRM 2015 Release Preview Guide」で確認できる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。