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Amazonの子会社Amazon Web Services(AWS)はクラウドインフラサービスの新しい料金体系を発表した。場合によっては、Googleのクラウドサービス「Google Compute Engine」より低くなる。
AWSは今回、「Elastic Compute Cloud(EC2)」の「Reserved Instance(RI)」の課金方法を変更した。RIでは、EC2顧客はRIインフラを利用するかしないかに関係なく料金を払う必要がある。
新しいRI料金は、これまでのように軽度、中度、重度に分かれておらず、ユーザーが1〜3年分のコストをどのぐらい前払いするのかを3段階で分けたものとなる。前払いなし、一部前払い、全額毎払いの選択肢があり、前払いなしの場合は1年、残り2つは1年または3年の利用を約束しなければならない。
クラウドポートフォリオ管理のRightScaleが、前払いなしのRI利用時のAWSの新料金体系と長期利用割引の「Sustained-Use」を適用したGoogle Compute Engineのコストを比較したところ、前払いなしのRIはGoogleよりも11〜30%割高となった。だが、EC2インスタンスの一部は高スペックのハードウェアをベースとしており、高メモリインスタンスでのメモリ量が多く、高スペックのCPUインスタンス上でメモリ量は2倍になることから、「Googleの低価格と釣り合うレベル」とRightScaleはまとめている。
AWSはRI向けに追加のボリューム割引も提供する。この割引は、年間のRI料金が50万ドルに達したら5%割引となり、最大で10%割引(年間料金400万ドル〜)となる。また、RIは最低1年の利用が義務づけられるが、GoogleのSastained Useではそのような義務づけはない。
EC2インスタンスの料金を全額または一部前払いとしたとき、コストはGoogleより低くなる。RightScaleによると、RIを1年利用し、一部前払いする場合はGoogleよりも14%割安となる。3年分をすべて前払いした場合、RIはGoogleよりも38%低く抑えられることになるという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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