L is Bは12月4日、企業向けメッセンジャー「direct」とSaaS/PaaSや企業の業務システムをつなぐ新しいインターフェース「daab(direct agent assist bot) SDK」を公開した。料金は無料。開発キットはウェブサイトから申し込める。
社内のシステムや既存のSaaS/PaaS(Google Apps、Microsoft Office365、Cybozu kintoneなど)と連携でき、チャットから日報作成や案件管理、商談議事録、スケジュール管理などの業務を行えるようになる。
例えば、メッセンジャーから日報作成のbotを呼び出すと「本日はどんな業務をしましたか?」「目標達成度はどのくらいですか?」と話しかけてくるので、1件につき1メッセージで返信する。すると自動で日報が作成でき、kintoneなどの業務アプリケーションに自動で登録される。同様に、メッセンジャーに話しかけてスケジュールを確認したり、案件や在庫の状況を知らせてもらうことも可能だ。
わざわざアプリケーションやサービスを起動しなくても、スマートフォンから慣れたチャットのユーザーインターフェースで簡単にさまざまな情報にアクセスできるようになる。位置情報の送信や画像の登録なども行えるので、勤怠管理などにも応用できる。
daab SDKのリリースに伴い、2015年1月29日に開発セミナーを開催する。インターネットイニシアティブのと共同開催で、15時~17時までIIJグループ本社(飯田橋グラン・ブルーム)で行われる。
なお、クラウド型メッセンジャーサービスdirectは、税別で月額6000円から。