Microsoftは、ソフトウェアアシュアランスを保有しているユーザー向けの「Windows」ツール群である「Microsoft Desktop Optimization Pack」(MDOP)の最新バージョンをリリースした。
「MDOP 2014 R2」は米国時間12月8日から、Microsoft Developer Network(MSDN)やTechNet、ボリュームライセンスサービスセンターを通じてダウンロード可能になっている。
MDOP 2014 R2には、「Microsoft Application Virtualization」(App-V)や「Microsoft User Experience Virtualization」(UE-V)、「Microsoft BitLocker Administration and Monitoring」(MBAM)、「Microsoft Advanced Group Policy Management」(AGPM)、「Microsoft Diagnostics and Recovery Toolset」(DaRT)といった一連のWindows管理ツールの更新版が含まれている。
同社によると、最新版のMDOPはApp-VとUE-Vに主に注力しているという。App-Vは、PC上の仮想化されたアプリに「どこからでもアクセス」できるようにすることで、複数のデバイスにソフトウェアを配備するためのツールであり、これによりユーザーはそうしたアプリをマシンに直接インストールする必要がなくなる。UE-Vは、ユーザーの使用するデバイス間でアプリやWindowsの設定を捕捉し、一元管理するためのツールであり、これによりユーザーがデバイスを変更した際にも各種環境を設定し直す必要がなくなる。
MDOP 2014 R2の一部である「App-V 5.0 SP3」では、管理面や仮想化された「Microsoft Office」の配備面、パフォーマンス面に対するアップデートが追加されている。また「UE-V 2.1」では、Windows認証のローミングのサポートや、設定のバックアップおよびリストア、「OneDrive for Business」を含む外部設定ストレージのサポート、「Microsoft Office 2013」における既存の設定サポートに対する拡張が追加されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。