過熱感が意識され日経平均急落 ここは買い場と判断

ZDNet Japan Staff 2014年12月11日 10時47分

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 12月10日の日経平均株価は、400円安の1万7412円と急落した。11月以降、欧州、日本、中国の金融緩和を好感して、世界的に株が上昇していたが、ピッチの速さに警戒感が出始めていた。欧州、日本、中国の足元の景気指標が弱いことがきっかけとなり、利益確定売りが優勢となり、その流れで日本株も急落した。

 楽天証券経済研究所のチーフストラテジスト、窪田真之氏は、スピード調整が済めば、日経平均は再び上値トライするだろうと考え、ここは買い場と判断していると話す。

上昇ピッチが速すぎることに警戒感、過熱感の払拭が鍵

日経平均日足:2014年9月1日~12月10日


(出所:楽天証券経済研究所が作成)

 相場の短期的な過熱を測る指標はいろいろある。11月中旬には、日経平均の25日移動平均線からの上方かい離率が大きくなったことが注目された。過熱感が意識される中で、11月17日に7~9月のGDP速報値が発表され市場予想を大幅に下回るネガティブサプライズだったことから、同日の日経平均は517円安の1万6973円となった。後から振り返ると、そこが買い場だった。

 日経平均の本日の急落も、私は短期的な過熱感が原因と考えられる。25日移動平均線からの上方かい離はさほど大きくなかったが、騰落レシオなど他の指標で、短期的な過熱感があった。そこで、欧州、日本、中国で景気指標に弱いものが出たことをきっかけに、今週は利益確定売りが優勢になったと考えられる。

 日本については、8日に発表された7~9月GDP改定値がネガティブだったことが影響した。窪田氏は、7~9月の実績は過去のものであり、これから日本の景気は回復すると予想しているという。

 日経平均の25日移動平均線からの上方かい離は、今日の下げでなくなった。短期的な過熱感がなくなれば、来年の景気、企業業績の回復を見込んで、買っていけると判断できる。ただし、13週移動平均線からのかい離では、まだやや過熱感が残っている。

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