サイトロックとインフォサイエンスは12月11日、統合ログ管理の分野で協業すると発表した。
サイトロックは、インフォサイエンスが開発した統合ログ運用システム「Logstorage(ログストレージ)」の取り扱いを開始し、サイトロックの統合運用管理サービスと組み合わせて24時間365日の有人によるログ監視障害対応、ログシステム運用などを提供する。また、Logstorageを各種ログ情報の可視化エンジンとして利用した、統合ログレポーティングサービスを提供する。
Logstorageは純国産の統合ログ管理システムで、小規模システムから大規模システムまでカバーし、あらゆるシステム上、拠点上に点在するログを統合管理する。多種多様な業界で採用され、大手企業を中心に1600社以上への導入実績がある。ログにタグ付けすることで、異なる種類のログでも、同じ意味を持った項目に対して正確に検索、集計、検知できる点が特徴という。
サイトロックでは、すでに統合運用管理サービスを提供している。今回、Logstorageを加えて統合ログ管理サービスとして提供することで、企業の情報管理担当は、増え続けるログ管理負荷の軽減、ログ管理の属人化の排除、ログの適切な可視化など、ログ管理に関するさまざまな課題を解決できるという。
システムの安定的、継続的な稼働に必要な24時間365日対応の運用監視を受けられ、ログ監視障害対応、ログシステム運用対応が可能となり、ログを徹底的に活用できるようになるとしている。
両社は今後、大企業でニーズが高まるパブリックやプライベートなど各クラウド環境に対応したコンプライアンス、監査証跡、トラブルシューティングなど課題を解決するための統合ログ管理サービスを共同で開発、提供していく。