企業向けクラウドストレージ市場は引き続き大混戦の様相を呈している。最新のニュースは、英ロンドンに拠点を持つクラウドコラボレーション企業Huddleが現地時間12月11日に発表した資金調達だ。
Huddleは米サンフランシスコにも本社機能を持ち、ニューヨーク、ワシントンにオフィスを構える。同社は今回、シリーズDとして5100万ドルの資金調達に成功した。
CrunchBaseのデータによると、Huddleはこれまで3回の資金調達を通じて合計3820万ドルを調達している。
最新の投資ラウンドは英国のプライベートエクイティ企業Zouk Capitalが率いており、Hermes GPE Environmental Innovation Fundのほか、過去にもHuddleに投資したMatrix Partners、Jafco Ventures、DAG Ventures、Eden Venturesが参加している。Zoukのパートナー、Nathan Medlock氏は取締役としてHuddleに参加する。
今回得た資金は、企業や政府系の顧客をターゲットとした外部コラボレーション製品に関連した開発に充てる計画だ。
Huddleの顧客には、Panasonic Europe、米航空宇宙局(NASA)などがあり、英国の中央政府部門も80%がHuddleを利用していることで知られている。
製品側では、安全性を特徴とするパブリッシングプラットフォームを8月に発表している。分析ダッシュボードを持ち、チーム間のコラボレーションを想定して設計されており、ファイアウォール内外のユーザーがアクセスできるプラットフォームだ。分析ダッシュボードは2015年前半に提供される予定。
Huddleは12月11日、米国と欧州での拡大計画についても明らかにし、製品チームの人数を倍増させるとした。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。