米国時間12月12日、HadoopプロバイダーのHortonworksとソフトウェアアナリティクスのNew Relicの2社が新規株式公開(IPO)をした。金融アナリストの間ではこの数カ月、バブルがはじける可能性がささやかれていたが、技術企業のIPOが希望のもてるものだということが実証された。
前日にPtoP融資のLending ClubがIPOを果たし、IPO価格を50%上回る水準で初日の取引を終えている。このことを受け、投資家らはHortonworksとNew Relicの上場にも期待を寄せていた。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場したNew Relicは、普通株式500万株をIPO価格23ドルで公開した。上場後の1時間で、株価は31%近くも上昇した。同社は分析をベースにしたBIソリューションとクラウドアプリケーションパフォーマンスを手がける。
一方のHortonworksは、NASDAQに上場。普通株式625万株を、IPO申請書類に書かれた公開価格12~14ドルを上回る、1株あたり16ドルで公開した。株価から、同社の時価総額は6億6190万ドルと見積もられる。
Hortonworksは2011年創業。Hadoopディストリビューター大手3社の中で最も若い会社だ。ここ数年は赤字を計上したが、成長をみせ、技術界の注目を集めた。同社はデータのバッチ処理から、(リアルタイム)アナリティクスのアプローチへの移行を画策しており、IPOがその助けになると思われる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。