日本アクセス、BPOクラウドサービスで作業時間を5分の1に削減

NO BUDGET

2014-12-18 10:52

 食品、酒類、雑貨類の卸売と加工、輸出入を手掛ける日本アクセスは、加工食品、生鮮食品等の仕入や販売業務に関連して、営業事務や計数管理など、定常的な単純作業の効率化や分析、集計品質の強化に向けて、ビジネスプロセスアウトソーシング(BPO)クラウドサービスを7月から導入、利用を開始した。サービスを提供する伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)が12月17日に発表した。

 日本アクセスは業務処理のBPOを推進しており、今回は請求業務の作業負荷が課題となっていたEC事業者向けの請求内容の照合作業と、得意先別商品分類別の収益管理の一部集計作業について、PCでの定常的な入力作業やウェブ調査などを自動化するCTCのクラウドサービス「eAssist」を採用した。

 eAssistは、CTCのBPOクラウドサービス体系「Business Evolutionシリーズ」の1つ。Business Evolutionシリーズは、ユーザー企業の業務や既存の基幹システムに合わせてカスタマイズし、作業工数や時間のかかる業務をクラウドで代行するサービスで、eAssistのほか、クラウド型ドキュメント配信、閲覧サービス「ePromo」やクラウド型のデータマイニングサービス「eMining」などがある。

 日本アクセスでは、eAssistの利用開始以来、請求内容の照合作業では作業時間を5分の1に短縮したという。収益の集計作業についても、各支社店での集計作業の負荷を軽減し、物流コストなどの経費を含めた得意先別や商品分類別などの収益状況を詳細に可視化し、商品の収益性について早期の対策ができるようになったとのこと。


eAssistの利用イメージ(CTC提供)

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]