Oracleは、2015会計年度第2四半期の決算を同社史上最大規模となる経営陣の交代と同時に発表した。
第2四半期には、それほど大きな動きはなかったものの、これまでの6四半期のうち5四半期で売上目標に届いていなかったことから、Oracleにはプレッシャーがかかっていた。
しかし、今四半期はこれまでと違った。
ハードウェアおよびソフトウェア大手のOracleは、第2四半期の純利益は25億ドル(1株あたり56セント)だったと報告した。
売り上げは96億ドルで、非GAAPベースの利益は1株あたり69セントだった。
ウォール街では、売り上げが95億1000万ドル、非GAAPベースの利益が1株あたり68セントと予測されていた。
Oracleは、新たな分野におけるクラウドポートフォリオの売り上げが急増していることを強調した。Software-as-a-service(SaaS)、Platform-as-a-service(PaaS)、およびIaaS(Infrastructure-as-a-service)を合わせた売り上げは、前年比45%増の5億1600万ドルだった。
これとは対照的に、通常型のクラウドとソフトウェアの売り上げは5%増の73億ドル、ハードウェアの売り上げは13億ドルで1%の微増にとどまった。
Oracleはまた、外貨に対して米ドルが高くなっていることへの懸念について再び言及した。同社によれば、非GAAPベースの利益からソフトウェアやクラウドの売り上げに至る多くの項目において、第2四半期決算の数字は、ドル高がなければいずれも少なくとも数%高くなっていたという。
Oracleの会長兼最高技術責任者(CTO)Larry Ellison氏は、今会計年度の残りについて、楽観的な見通しを維持し、新規のクラウド契約が第4四半期までに2億5000万ドルを超えるとの予測を示した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。