リターンリバーサルが起こりやすい1月

ZDNet Japan Staff 2014年12月24日 10時56分

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 日本が祭日であった間に、為替は一時1ドル120円台に入った。NYダウは上昇基調を保っている。これを受けて、今日の日経平均は堅調な値動きが予想される。楽天証券経済研究所のチーフストラテジスト、窪田真之氏の分析を紹介する。

 さて、今日は、1月のアノマリーについて考えましょう。株式市場の過去の動きを検証すると、1月に繰り返し起こりやすい現象のあることがわかる。1月によく起こる現象を、「1月のアノマリー」と言う。

リターンリバーサルが起こりやすい1月

 1月は「リターンリバーサルが起こりやすい月」だ。「12月まで大きく上がっていた株が1月から急に下がる」「12月まで大きく下がっていた株が1月から急に上がる」ということが、過去によく見られていた。このように、相場つきががらりと変わることをリターンリバーサルと呼んでいる。さて、来年1月にリターンリバーサルは起こるだろうか?

 アノマリーと言われているものには、たまたま過去がそうだっただけで、今後も同じことが繰り返す理由が何もない場合もある。

 ただし、1月にリターンリバーサルが起こりやすいのは偶然ではない。それが起こりやすい理由がはっきりあるのだ。

(1)みんなが強気一辺倒ならば年内強く、年明けに下落

 多くの人は、今年やるべきことは今年中に済ませようとする。新しい年に向けて、準備すべきことは年内に準備しておこうとする。例えば、来年日本株が大きく上昇するというのが、コンセンサスになっていたとする。すると、多くの人は、年内に株を買ってしまおうと考える。「株を枕に越年で、よい初夢を」と考えるわけだ。

 ところが、ほとんどの人が年内に株を買ってしまうと、皮肉なことに年明けから株の買い手がいなくなる。そこで1月には、わずかな利益確定売りから相場が崩れやすくなる。

(2)みんなが弱気一色なら年内弱く、年明けに上昇

 弱気が蔓延していると、多くの人は年内に株を売ってしまおうと考える。株なんか持っていたら、安心して越年できないというわけだ。この場合は、年明けにはもう売り手がいなくなるので、上昇を始める。

(3)強気と弱気が混在している場合は、12月は方向感のない相場となり、1月にリターンリバーサルは起こらない。

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