Oracleは米国時間12月22日、デジタルマーケティングをクラウドサービスとして提供するDatalogixを買収したと発表した。買収はOracleによるBlueKai買収を補完し、デジタルマーケティングを強化するものとなる。
買収金額などの詳細情報は公開されていないが、サービスとしてのデータやその他のクラウド製品を持つDatalogixはOracleにとってクリスマスプレゼントといえそうだ。
Datalogixは、オフラインの消費者支出データとデジタルマーケティングの取り組みを結びつける。広告と、それが消費者にどのように影響しているのか、最終的なリターンなどを追跡するもので、Datalogixは1500社のデータパートナーを持ち、総額2兆ドルの消費者の支出動向を追跡できる。Lenovo、Twitter、Ahold、Kraft、Fordなど、650社以上の顧客を抱える。
Oracleは、Datalogixを他の技術と組み合わせることで、ターゲットをより明確に絞ったキャンペーンを展開できるデータクラウドを構築する計画だ。Oracleは直近の決算発表の場で、クラウドに加えて他のインフラ/プラットフォーム/ソフトウェア/データ/アズ・ア・サービスの強化を明確にしている。
Oracleによると、Datalogixはオープンプラットフォームとして維持すると述べており、Datalogixの顧客とパートナー企業は現在の契約をそのまま利用できるとしている。将来的に、DatalogixはOracleの「Data Cloud」に入ることになる。

Oracleが計画する、クラウドミックスにおけるDatalogix
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。