Teradataは、「Hadoop」上で動作するアーカイブアプリケーションを開発するRainStorを買収したと発表した。
買収の金銭的な条件は非公表だが、Teradataによれば、この取引にはRainStorの知的財産、顧客、OEM関係、および従業員の大部分が含まれるという。
Teradataは、RainStorは買収対象として魅力的だったとしている。これは、RainStorの技術によって、Teradataが提供するエンタープライズ向けHadoopサービスに、重要な機能を追加できるためだ。
たとえば、RainStorはビッグデータに不可欠な極めて高い圧縮率を実現しており、これによって顧客はあまり追加コストをかけずに、データを長期間保持できるようになる。RainStorのデータ圧縮率は10倍から40倍で、gzipなどの既存の手法を大きく上回る。
また、RainStorには、データをコピーできなくする特徴がある。Teradataは、この性質は保管されたデータが改ざんされたり、コピーされたりしないことを保証するもので、コンプライアンスとセキュリティの面で重要だと述べている。
今回を含めて、Teradataは過去6カ月間に4つの買収を行っている。同社は7月にHadaptとRevelytixを買収して、両社のHadoop関連技術を研究開発部門であるTeradata Labsに取り込んでいる。
また9月には、シリコンバレーに本拠を置く、主にHadoopを取り扱うコンサルティング企業Think Big Analyticsを買収し、米州を対象とする同社のビッグデータコンサルティング部門と統合した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。