お酒が好きな人は多い。だが、それでもモバイルでのウェブサーフィンとお酒、どちらを選ぶかとなると、モバイルを選ぶ人もたくさんいる。
米国時間12月10日に経営コンサルティングのBoston Consulting Groupが発表した調査によると、回答者の58%が、1週間あきらめるなら、モバイルインターネット利用よりもアルコールを選ぶと答えた。同様にコーヒーや映画をあきらめるという回答者も50%近くにのぼった。
この調査は、スマートフォンとタブレットを利用する約1000人の欧州のユーザーを対象としたもの。結果は、ドイツ、フランス、英国、イタリア、スペインの5カ国に絞っている。この5カ国が欧州モバイルユーザーの大部分を占めるからだ。
モバイルが一部の行動よりも選ばれたのはこれが初めてではない(おそらく、最後でもないだろう)。たとえば2011年に行われた調査では、アメリカ人の70%がモバイルのために飲酒を諦め、55%がコーヒーを諦めると回答している。iPhoneを失うなら靴がないほうを選ぶと回答した人は、なんと40%もいた。
これらの調査は、モバイル端末に対する中毒に近い状況を示すものだ。公衆で下を向いてスマートフォンを利用している人もよくみかける。一時はノートPCが独占していたStarbucksでも、現在はスマートフォンやタブレットが優勢だ。
モバイル端末中毒はかなり進行しており、モバイルのために1週間なしで済ませることができるものを尋ねた今回のBoston Consulting Groupの調査では、77%がファストフードよりモバイルを選んだ。また、車よりモバイルを選んだ人は22%、セックスよりモバイルを選んだ人は17%いた。そして、14%がモバイルを使えるのならなんでも諦めると回答したとのことだ。
提供:BCG
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。