「Windows 7」のメインストリームサポートが米国時間1月13日に終了

Mary Jo Foley (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2015-01-13 11:43

 米国時間1月13日、Microsoftは「Windows 7 Service Pack 1」のメインストリームサポートを終了する。

 パニックになる必要はない。メインストリームサポート終了後もMicrosoftはWindows 7 SP1向けのセキュリティ更新プログラムを継続する。

 「メインストリームサポート」は、Microsoftがセキュリティおよびセキュリティに関係ないアップデートや電話などによる無償サポート提供する期間だ。「延長サポート」はセキュリティアップデートを無料で提供する期間で、Windows 7 SP1の場合は2020年1月14日までとなっている。

 1月13日のメインストリームサポート終了は、ダウングレード権には影響しない。ユーザーは引き続きビジネス向けのWindowsエディションのOEMライセンス付きのPCを購入して、それ以前のバージョンのWindowsをインストールできる。「Windows 8.1 Pro」を搭載したPCは、「Windows 7 Professional」または「Windows Vista Business」にダウングレードできる。Microsoftのボリュームライセンス購入企業も、OEMのダウングレード権のプロビジョンがなくなるのではと案じる必要はない。過去のバージョンのWindowsにダウングレードできる権利は保証されている。

 1月13日のWindows 7 SP1メインストリームサポート終了は、「Windows 7 Pro」搭載PCの販売終了を意味するものでもない。Microsoftは「Windows 7 Pro」の小売店やOEM向け出荷終了の期日について、まだなにも発表していない。Microsoftによると、販売終了の1年前に通知をするとのことだ。

 2014年10月31日、Microsoftは提携しているPCメーカーらに対し新規PCでの事前インストール用としての「Windows 7 Home Basic」「Windows 7 Home Premium」「Windows 7 Ultimate」の提供を終了した。だがこれらのバージョンのWindowsの在庫を抱えるOEMは引き続き、在庫分の販売が認められている。

 Net Applicationsの調査によると、2014年11月時点でWindows 7は世界のOS市場の50%以上を占めている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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