Amazon Web Services(AWS)が、特にプロセッサ集約的なアプリケーション向けの「EC2」インスタンス、「C4」をローンチした。
このインスタンスは2014年11月に初めて発表されたもので、トップエンドのウェブサイトホスティング、オンラインゲーム、シミュレーション、リスク分析、高パフォーマンスのコンピューティングアプリケーションなど、「CPUサイクルを大量に消費する」ワークロードを対象とする。AWSによると、同インスタンスはEC2で最高レベルのプロセッサ性能を提供するためのものだという。
C4インスタンスは5種類のサイズで利用できる。最大36個のvCPUを提供し、「Intel Xeon E5-2666 v3(開発コード名:「Haswell」)プロセッサをベースとしている。同プロセッサは2.9GHzで動作し、Turbo Boost時には最大3.5GHzとなる。
AWSによると、各C4インスタンスタイプは「Amazon Elastic Block Store(EBS)」向けに最適化されており、標準で提供されるネットワークスループットに加え、500Mbpsから4000MbpsまでのEBSとの専用スループットを提供する。C4インスタンスはまた、パケット処理能力の強化とネットワークのジッタや遅延の低減のための、拡張ネットワーキングを提供する。
C4インスタンスはオンデマンドインスタンスを利用するか、「Reserved Instances」として購入するか、「Spot Market」を通じてアクセスすることができる。ユーザーは「AWS Marketplace」で購入したアプリケーションを、サポートされている全てのリージョンのC4インスタンスで開始することもできる。
C4インスタンスの詳細な価格はAmazon EC2の料金表ページに記載されている。同インスタンスは現在、以下7つのAWSリージョンで提供されている。米国東部(バージニア北部)、米国西部(オレゴン)、米国西部(北カリフォルニア)、欧州(アイルランド)、アジアパシフィック(シンガポール)、アジアパシフィック(シドニー)、アジアパシフィック(東京)。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。