Microsoftは米国時間1月13日、各種ワークロードの「Azure」移行を支援するツール「Migration Accelerator(MA)」のプレビュー版に、Linuxのサポートを追加した。これによりユーザーは、MAを使用してLinuxの物理マシンと仮想マシンをAzureに移行できるようになった。このMAは「Cent OS」(6.4と6.5)と「Oracle Linux」(6.4と6.5)をサポートする。
Microsoftはエンタープライズ用のバックアップおよびディザスタリカバリ製品を手がけるInMageを2014年7月に買収し、それによって獲得した技術をベースにMAを開発していた。その後、同社はオンプレミスの「Windows Server」ワークロードのAzure移行を支援するツールとして、MAの限定的なプレビューを同9月から実施していた。その時点では、MAは物理ワークロード、「VMware」ワークロード、「Amazon Web Services」ワークロード、「Hyper-V」ワークロードの移行をサポートしていた。
MicrosoftのAzure Blogによると、MAを初めて使用する新規ユーザーは、専用のページからサインアップすることで最新のプレビュー版を入手できる。既存のMAユーザーに対しては、この最新版を入手するためのリンクが製品ヘルプに表示される。
なお、Microsoftは今週、デプロイ済み仮想マシンをAzureデータセンター間で移行させる作業を支援するオープンソースのツール「Azure Data Center Migration Solution」も無料で公開している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。