Oracleは米国時間1月20日、定例のCritical Patch Update Advisoryを公開した。「Oracle Database」「Oracle Fusion Middleware」「Oracle Enterprise Manager」「Oracle E-Business Suite」「Oracle Supply Chain Suite」「Oracle PeopleSoft Enterprise」「Oracle JDEdwards EnterpriseOne」「Oracle Siebel CRM」「Oracle iLearning」「Oracle Java SE」「Oracle Sun Systems Products Suite」「Oracle Linux and Virtualization」「Oracle MySQL」などの製品に存在する脆弱性のフィックス169件を提供する。
Oracleの公式ブログによると、8件はOracle Databaseに関するもので、一部は比較的深刻な脆弱性だという、最も深刻な脆弱性CVE-2014-6567は、Database 12c以前のWindows向け製品に影響し、CVSS Base Scoreで深刻度9.0に評価されている。
この他にもOracle Fusion Middlewareで36件のフィックスが公開。Oracle Applicationsについても、Oracle E-Business Suiteの10件を含む多数のフィックスが公開された。さらにOracle Sun Systems Products Suiteで29件、 Oracle Java SEで19件のフィックスが公開されている。
Oracle Java SEに対するアップデートは、SSLのPOODLE脆弱性にも対処し、デフォルトでSSL 3.0が無効化されるという。また、CVSS Base Scoreが10.0の脆弱性4件を修正している。
このたび公開されたCritical Patch Updateの影響を受ける製品やパッチの入手についてはCritical Patch Update Advisoryのページで確認できる。同社は影響を受けるシステムに早急にパッチを当てるよう推奨している。