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資源安ショックで伸びる株、沈む株 - (page 2)

ZDNet Japan Staff

2015-01-23 11:04

天然ゴム市況下落のメリットを受けるゴム(タイヤ)産業

 今日は、ゴム(タイヤ)産業について説明しよう。まず、天然ゴム市況の推移をご覧いただきたい。

天然ゴム市況推移:シンガポール商品取引所のRSS先物価格


 天然ゴムは、ゴムの木の樹液から作られるので、天然資源ではなく農業製品だ。ただし、過去20年の市況を見ると、天然資源と同じように急騰急落を演じている。

 21世紀に入って世界の自動車保有台数の拡大により、タイヤに使うゴム需要も急拡大した。ところが、天然ゴムの生産は急には増やせないため、ゴム市況は急騰した。

 トレンドが変わったのは2010年以降です。需要の伸びが鈍化したことに加え、東南アジアなどで供給が増加したため、一転して供給過剰となった。ゴムの木は30年近く樹液が取れるので、ひとたび供給が増えると、簡単には減らせない。供給過剰を背景に、2010年以降はゴム市況の下落が続いている。

 タイヤ原料には、天然ゴム以外に、石油由来の合成ゴムも使われる。合成ゴム市況も、原油(ナフサ)市況に連動して急騰・急落している。

 ブリヂストン(5108)など日本の大手タイヤメーカーは現在、円安、原料安、米景気好調のトリプルメリットを受けて業績が好調だ。もちろん、原料が下がれば時間を経て、製品価格にも下げ圧力は働く。特に、新車用に自動車メーカーに納めるタイヤ価格には価格下げ圧力がかかる。ただし、古くなったタイヤの交換に使われる市販(更新)用タイヤは、価格下落圧力が相対的に弱く、収益性が改善する。

 日本のタイヤメーカーにとって脅威になっているのは、米国で安価な中国製タイヤの販売が拡大していることだ。ただ、日本のタイヤメーカーはその影響をまだ大きくは受けていない。品質で差別化ができているからだ。

 自動車タイヤでは、価格だけでなく、安全性や耐久性も重視される。日本メーカーのタイヤは、品質で優位にあり、米国で高い支持を得ている。

タイヤ株、投資の参考銘柄


(楽天証券経済研究所が作成)

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