UPDATE Microsoftが第2四半期決算(米国時間12月31日締め)を発表した。エンタープライズ製品で好調な利益と売上高を計上した。また、「Surface」の売上高は11億ドルに達した。
Microsoftの売上高は265億ドル、1株あたり利益は71セントだった。この結果には、Nokiaの買収および再編に伴う統合費用が含まれている。また、1株あたり4セントの法人所得税費用も含まれている。
ウォール街の予測は、売上高263億3000万ドル、1株あたり利益71セントだった。
Microsoftは今回の決算報告に先立ち、数日間にわたってさまざまな発表を行った。同社は先週、「Windows 10」の機能を詳しく説明し、主流の仮想現実(VR)分野における足掛かりを得るための2つの取り組みである「HoloLens」と「HoloStudio」を発表した。また、企業におけるコラボレーション向けに設計され、同社のクラウドサービスと連携する4Kディスプレイ「Surface Hub」も発表している。
さらにMicrosoftは、Revolution Analyticsの買収を発表した。Revolution Analyticsは、プログラミング言語「R」を用いたビッグデータの処理を専門としている。またビッグデータ分野において、Microsoftは同社の社内用ビッグデータサービス「Cosmos」を、有償版としてリリースすると報じられている。
Microsoftの同四半期は、同社がいかに転換しているかということを示している。「Windows」の売上高は、成長をけん引する要素ではなくなってきている。コマーシャルクラウドの売上高は現在、55億ドルのランレートとなっている。主な数値は以下のとおり。
- コマーシャルクラウドの売上高は、「Office 365」と「Azure」などがけん引し、前年同期比114%増。
- サーバ製品およびサービスの売上高は、前年同期比9%増。
- Windowsボリュームライセンスの売上高は、前年同期比3%増。
- 「Windows OEM Pro」の同四半期売上高は、企業のPCアップグレードサイクルが終了に近づいていることに伴い、13%減。
- コンシューマー向けWindowsの売上高も13%減。
- Surfaceの同四半期売上高は、24%増の11億ドル。
- コンシューマー向け「Office 365」のサブスクリプション数は、同四半期末時点で920万件超。
- Xboxコンソールの販売台数は660万台。
- 携帯電話の売上高は、23億ドル。「Lumia」端末の販売台数は1050万台。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。