パブリッククラウド市場は2019年に3倍の規模へ--IDC予測

山田竜司 (編集部) 2015年01月28日 12時19分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 IDC Japanは1月28日、国内のパブリッククラウド市場の予測を発表した。2014年は、前年比33.6%増の1804億円になったと推定している。2019年の市場規模は、2014年比の3倍となる5337億円に達すると予測した。

 2014年以降、大企業を中心に既存システムの更新時に、クラウドの導入を検討する企業が増加し、いわゆるクラウドファーストが進んでいる。しかし、これまでの先駆的なユーザー企業と違い、多くの企業は必ずしもクラウドを深く理解しておらず、ベンダーに対する提案依頼には「クラウド」が含まれているものの、「既存IT」との比較を重要視しているという。

 既存ITと比較した結果、資産の継承性やリスクに対する懸念から、クラウド化しないと判断するユーザー企業もみられるとした。

 一方、具体的な検討によって、クラウドに対する理解が深まっており、将来的にクラウドの普及を促進するとIDCはみている。

 IDCはパブリッククラウドサービスの技術的な発展は著しいが、ベンダーが機能を発展させても、新しい事業価値を創出する業務と直結しなければ、IT需要を喚起することはできないと指摘。

 ベンダーは継続的に機能を強化させるとともに、ユーザーやパートナーと情報共有を進め、コミュニティを活性化させることが未踏分野でITを新たな解決策として利用するための鍵であると分析している。


2014~2019年 国内パブリッククラウドサービス市場 セグメント別売上額予測

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連ホワイトペーパー

連載

CIO
デジタル“失敗学”
コンサルティング現場のカラクリ
Rethink Internet:インターネット再考
インシデントをもたらすヒューマンエラー
トランザクションの今昔物語
エリック松永のデジタルIQ道場
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
企業セキュリティの歩き方
サイバーセキュリティ未来考
ネットワークセキュリティの要諦
セキュリティの論点
スペシャル
ざっくりわかるSNSマーケティング入門
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
吉田行男「より賢く活用するためのOSS最新動向」
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
日本株展望
企業決算
このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]