EMCは、2015年の利益が期待を下回るという見通しを発表するとともに、同年中に人員削減を実施すると明らかにした。
同社は人員削減の規模について具体的には示さなかったものの、2015年の末までに実施すると述べた。
同社は米国時間1月29日、事業再編費用として最高1億5000万ドルを見込んでいると述べた。
EMCが株式の大半を保有しているVMWareは今週、堅調な決算を発表していた。しかしEMCはドル高と、長期的な売上課金モデルへの移行を見据え、厳しい四半期決算が数期続くことを覚悟しており、その発表内容はアナリストらの期待を下回った。
EMCの2014年第4四半期決算(2014年12月31日締め)は、売上高が前年同期比15%増の70億ドル、1株あたり利益が69セントとなった。
アナリストらは売上高が71億ドル、1株あたり利益が68セントと予想していた。
EMCは控えめな見通しの理由としてドル高の影響を挙げ、2015年通期の売上高が261億ドル、1株あたり利益が1.98ドル程度になる見通しだと述べた。この見通しはアナリストらの予想よりもはるかに低い。
アナリストらの予想は平均で、少なくとも売上高が262億ドル、利益が1株あたり2.13ドルとなっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。