約185億ドルというiPhone 6 Plusの売り上げを何と比較していいものか、というのも多分に悩ましいが、考えても名案が浮かばなかったので単純に近い分野の企業の売り上げと比べてみるとこうなる(いずれも2014年10~12月期)。
- Microsoft=約264.7億ドル
- Google=約144.5億ドル
- Facebook=約35.8億ドル
- Amazon=約293.3億ドル
- Intel=約147億ドル
戦略もビジネスモデルも利益率も異なる各社の比較というのは、やはり意味があまりないが、それでも「大きなiPhoneのビジネスがGoogleやIntelの売上全体を上回っている」ことは読み取れる。
Malikがこのコラムの冒頭にMeghan Trainorのヒット曲「All About That Bass」の替え歌を記し、「iPhone 6 Plusにもう首ったけ、iPad miniなんて関係ない」などとして、自分がいかにiPhone 6 Plusにゾッコンかをアピールしているのはご愛敬。
その袖にされたiPad miniについても「推定売り上げが前年の約57億ドルから同期には約40億ドルまで下がったけど、iPhone 6 Plusが出て、そちらに流れた需要も少なくないだろうから、Appleにとっては痛くもかゆくもない」云々と指摘。ただし、いくらiPhoneの売り上げが好調とはいえ、「1つの製品にこれほど依存するのもいかがなものか(Apple Watchがモノになるまでにはもうしばらくかかると思うし…)」などとも付け加えている。
(敬称略)
- 【参照情報】
- All About That iPhone 6 Plus--Om Malik
- Apple's iPhones Surge Into First-Place Tie With Samsung--Bloomberg