鉄鋼株に強気判断を継続

ZDNet Japan Staff 2015年02月03日 10時58分

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 1月28日週、JFEHLDG(5411)・共英製鋼(5440)など、鉄鋼株が2015年3月期の業績予想を増額修正した。キーワードは、メタル・スプレッド改善(原材料コストが下がった割に、製品価格があまり下がらず、利ざやが拡大)だ。楽天証券経済研究所、チーフストラテジスト窪田真之氏は、鉄鋼セクターへの強気判断を継続し、高炉・電炉ともに投資妙味が高まっているという。

高炉・電炉ともメタル・スプレッドが改善

 鉄鋼セクターには、高炉と言われる会社と電炉と言われる会社がある。まず、この意味を説明しよう。

<高炉メーカー>

 鉄鋼石・石炭(原料炭)から鉄鋼製品を一貫生産する。自動車・家電製品に使われるハイエンド・スチール(高級鋼材)などを生産している。新日鐵住金(5401)、JFEHLDG(5411)、神戸製鋼(5406)、日新製鋼(5413)は高炉主体に事業展開している。

 高炉の原料となる鉄鋼石・石炭の市況は、近年大きく下がっている。ところが、国内で鉄鋼製品の価格は大きく下がっていない。結果的にメタル・スプレッドが拡大している。

<電炉>

 鉄スクラップから電気炉で鉄鋼製品を生産する。主に、建設資材などの汎用品を生産する。東京製鐵(5423)・共英製鋼(5440)などが、電炉に含まれる。

 電炉の原料となる鉄スクラップ価格が下落している。ところが、国内で鉄鋼製品の価格は大きく下がっていない。結果的にメタル・スプレッドが拡大している。ただし、電炉コストに影響が大きい電力料金は、今期は引き上げが続いた。今期は鉄スクラップ下落でメタル・スプレッドが拡大しているが、電力コスト上昇で一部相殺されている。

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