Microsoftが1月の「Windows 10」イベントで約束したとおり、「Microsoft Office」スイートのユニバーサルバージョンがWindows 10 Technical Previewで利用可能になった。ユニバーサルバージョンは、あらゆるデバイスにシームレスに移行できるように設計されており、タブレットでも、スマートフォンでも、PCでも全く同じ快適さで利用できる。
このOfficeスイートは新しいルックアンドフィールを備えているが、機能性はユーザーが由緒あるMicrosoft Officeに求めてきたものと概ね同じだ。この初期プレビューには、タッチスクリーンデバイスでの作業の快適さを高めるであろう新機能がいくつか組み込まれている。例えば、「Word」では、「Read」アイコンをタップして、長文の文書を指で操作しやすいスワイプ対応フォーマットに変換することができる。「Excel」では、簡単にドラッグでカラムを動かしたり、新しいカラムを挿入したりすることが可能だ。実は、筆者は「PowerPoint」をまだ試していないが、タッチスクリーンデバイスからプレゼンテーションを行うときは、タップアンドホールド(長押し)でレーザーポインタのように特定の箇所を指し示したり、スクリーンに投影する画面に指で落書きをしたりすることができる。

新Officeスイートは新しいルックアンドフィールを備えている。
提供:Screenshot by Nate Ralph/CNET
これらのプレビューアプリは現在、無料で試用できるが、必ずしも完成の域には達していない。筆者の複雑なExcelスプレッドシートには、XMLマップを利用し、ウェブからアップデートを取得するものもある。この2つは、ユニバーサルバージョンが現時点では未対応の機能だ。あまり知られていないOfficeスイートの機能をタブレットやスマートフォンに移植する作業にMicrosoftはどのように取り組むのだろうか。筆者はそれに興味があることを認めなければならない。
Microsoftによると、これらのアプリは今後定期的にアップデートされるという。

Excelスプレッドシート。
提供:Screenshot by Nate Ralph/CNET
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。