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原油先物上昇を好感して日経平均が反発

ZDNet Japan Staff

2015-02-05 10:54

 2月4日の日経平均は342円高の1万7678円だった。3日ニューヨークでWTI原油先物(期近)が3.48ドル高の53.05ドル/バレルと上昇したことが好感され、三菱商事(8058)、伊藤忠商事(8001)などエネルギー関連株が大きく上昇した。

 また、日本の長期金利が急反発したことでメリットを受ける第一生命保険(8750)、T&D HLDG(8795)、三菱UFJ FG(8306)など金融株の上昇率も高くなった。楽天証券経済研究所、チーフストラテジスト窪田真之氏の分析を紹介する。

 現在、発表が続いている10~12月決算は概ね好調だ。4日は、トヨタ自動車(7203)やソニー(6758)が今期業績予想を大幅に上方修正したことが注目される。日経平均は、今しばらく1万7000円台で値固めした後、再び上値トライすると予想される。

原油上昇は、世界景気にプラス

 原油下落は、最終的に世界景気にプラスと判断できる。ただし、あまりに下落速度が速過ぎて、短期的に逆オイルショックが起こる懸念が高まっていた。

WTI原油先物(期近)の日次推移:2014年4月1日~2015年2月3日


(出所:WTI先物価格はブルームバーグ、シェールオイル生産コストは楽天証券経済研究所推定)

 米国はエネルギーコスト急低下の恩恵で、景気が好調だ。大型車がよく売れるなど消費に好影響が出ている。その米国でも、最近は原油急落ピッチが速すぎることによる、マイナス影響が目立ち始めていた。シェール・ガス・オイル採掘業者に破綻が増加することに加え、石油関連産業の利益の大幅な減少が懸念されていた。

 窪田氏は、原油価格が1バレル60ドル辺りまで戻った方が、米景気に良い影響が及ぶと考えているという。1バレル60ドルでもエネルギーコスト低下のメリットは十分大きい上に、60ドルならば採掘を続けられる採掘業者が多くなるからだ。

 原油急落の最大の原因は、米国のシェールオイル増産だ。米国が原油の輸入を減らした影響で、世界的に原油が供給過剰となった。ところが、そのシェール油田の大半がコスト割れになるまで原油が売り込まれたのは行き過ぎであった可能性もある。

 今後、原油先物が60ドルに向かって自律反発が続けば、米景気にも安心感が広がり、NYダウの1万8000ドル超えが視野に入ると考えられる。今後のWTI原油先物の動きに注目だ。

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