アップルが「FaceTime」と「iMessage」で2ステップ認証を可能に

Adrian Kingsley-Hughes (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2015-02-16 10:30

 Appleは米国時間2月12日、「FaceTime」と「iMessage」のセキュリティ対策を強化し、不正にアクセスされないよう2ステップ認証プロセスを利用できるようにしたと発表した。


提供:Apple

 2ステップ認証は、ユーザー名とパスワードに加えて、登録したデバイスに送られる4桁の認証コードを利用する手法だ。今回のFaceTimeとiMessageでの導入により、たとえ悪意あるハッカーがユーザー名とパスワード情報を取得できても別のデバイスではこれらのサービスを利用できないようになる。

 2ステップ認証を設定したユーザーには、14文字で構成される復旧キーが付与される。これは、デバイスにアクセスできなくなったときやパスワードを忘れてしまった場合などiCloudアカウントへのアクセス復旧で必要となるため、印刷して安全なところに保管することが推奨される。

 今回の2ステップ認証対応はiOSとMac OS Xの両方で有効だ。

 2ステップ認証を有効にするメリットの1つとして、セキュリティ質問を覚えなくて済む点が挙げられる。ID認証はパスワード、デバイスに送られる認証コード、そして復旧キーを利用するためだ。

 2ステップ認証の<設定手順は以下のとおりだ。

  1. Apple IDページにいく
  2. 「Apple IDを管理」を選択し、サインインする
  3. 「パスワードとセキュリティ」を選択する
  4. 「2ステップ確認」を選択し、設定を進める

 詳細はAppleのサポートページを参照されたい(編集部注記:本稿執筆現在、日本語版のサポートページでは2ステップ確認を有効にした場合に2要素認証が必要になるサービスの一覧に、FaceTimeとiMessageが挙がっていない)。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  2. セキュリティ

    2025年はクラウドを標的にする攻撃が増加!?調査レポートに見る、今後警戒すべき攻撃トレンド

  3. ビジネスアプリケーション

    業務マニュアル作成の課題を一気に解決へ─AIが実現する確認と修正だけで完了する新たなアプローチ

  4. 経営

    プロが教える“使える業務マニュアル”--作成・運用を実現する3つのポイント

  5. セキュリティ

    生成AI活用の潜在的なセキュリティリスクに準備しておくべき「6つの戦略」とは?

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]