日本オラクルは2月16日、「Oracle Database」を高速化するx86サーバ新製品2機種「Oracle Server X5-2」と「Oracle Server X5-2L」の提供を開始した。両製品は、フラッシュの高帯域化とプロセッサやコア、メモリを増量し、仮想マシンを高密度に統合。プライベートクラウド環境や、クラウド事業者のIaaSに最適なサーバ基盤を提供するという。
X5-2は、クラスタ構成におけるOracle Databaseの実行環境や、仮想化環境に最適なサーバとして設計されている。X5-2Lは、信頼性を備えたOracle Databaseの構成およびストレージ基盤を単一ノードで実現している。X5-2の最小構成価格は税抜き66万4672円。X5-2Lの最小構成価格は税抜75万8367円。
X5-2とX5-2Lは、最大18コアの「インテル Xeon プロセッサE5-2600 v3」と24個のメモリスロットを搭載している。前世代の機種と比較して、コア数、メモリ容量ともに50%、メモリ帯域幅も33%増加している。
従来のフラッシュと比較して帯域を2.5倍以上拡張することで、データ処理の遅延が減り、パフォーマンスを向上するという。
このテクノロジと、Oracle DatabaseのSSDをデータベースのキャッシュとして一時的に保存する機能を組み合わせることで、Oracle Databaseをさらに高速化できるという。
Oracle Sun Server X5-2