注目される銀行株--財務も収益力も改善

ZDNet Japan Staff 2015年02月19日 10時41分

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 2月に入ってから銀行株の上昇が目立つ。なぜ今、銀行株が買われるのか、銀行株の上昇は継続するかについて、楽天証券経済研究所のチーフストラテジスト窪田真之氏の見解を紹介する。

バリュー株投資復活で買われる銀行株

 株式投資の代表的スタイルに2つある。1つはグロース(成長株)投資、もう1つはバリュー(割安株)投資だ。2014年は、グロース優位の相場だった。ただし、今年に入ってから、バリュー優位の流れが出ている。

 日本の銀行株は、成長性が高いとは言えない。ただし、株価はPER(株価収益率)、PBR(株価純資産倍率)、配当利回りなどの株価指標から見て割安だ。銀行株は、バリュー株物色の一環で買われていると見られている。

大手銀行の株価バリュエーション:2月18日時点


(楽天証券経済研究所が作成)

 成長株が買われる相場で、銀行のようなバリュー株は人気が出にくいが、成長株の上値が重くなる時に、見直されて上昇する傾向がある。今が、まさにそのタイミングと思われる。

 株式市場が上昇する時、2つのパターンがある。

  1. 極化相場:人気銘柄がいつまでも上がり続け、不人気銘柄がほとんど上がらない相場
  2. 循環物色:人気銘柄が先行して上昇した後、出遅れ株が遅れて上昇してくる相場

 グロース株は言い方を変えれば「人気株」だ。バリュー株は言い方を変えれば「不人気株」だ。2014年、人気株が買われ不人気株があまり上昇しない二極化が続いたが、人気株の株価バリュエーション(PERやPBRなど)が高くなり過ぎる中で、不人気株のバリュエーションが低いことに市場の注目が集まるようになってきた。

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