ソーシャルメディア上の複数の報告によると、Superfishソフトウェアをアンインストールするだけでは、ルート認証局を削除できない可能性があるという。
ルート証明書を削除することが唯一の手段かもしれないとRogers氏は述べている。だが同氏は、大多数のユーザーが証明書の削除方法を知らないだろうとも指摘する。「普通のユーザーにはあまりにも複雑すぎる」と同氏は述べ、Lenovo端末が感染していないことを保証するために、Microsoftが修正を発行する必要があることを示唆した。
Microsoftは以前にもサードパーティー企業の問題を修正するためのアクションをとったことがある。
なお、Lenovoは、今回の件について正式に以下のコメントを出している。
Superfishは、お客様のショッピングの間に興味をお持ちになる可能性のある商品を発見する手伝いをする目的で、9月から12月の非常に短い期間、レノボのコンシューマノート製品に搭載されていました。しかしながら、ユーザからのフィードバックはポジティブではなく、我々は直ちにかつ決定的な対応を行っています。
1)全てのレノボ製品に搭載されたSuperfishは、サーバ側の接続で完全に無力化されています(1月より)。したがってこの製品は既にアクティブではありません。この無力化は市場にある全てのSuperfish製品でなされています。
2)レノボは1月よりこの製品のプリロードを停止しています。
3)この製品を将来プリロードすることはありません。我々はこのテクノロジーを徹底的に調査しましたが、セキュリティ上の懸念を実証するいかなる証拠も見つかりませんでした。しかし我々はお客様がこの件に懸念を抱く反応を示されたことを承知しており、このソフトを搭載したいかなる製品も出荷をしないという直接的な行動をとりました。我々は引き続き、ユーザ ニーズ、エクスペリエンスを最優先として、そのために何をすべきか、いかにすべきかを考えてまいります。
明確な点として、Superfishテクノロジは純粋に文脈・イメージをベースとしたもので、行動によるものではありません。これはユーザの行動をプロファイリングやモニタリングするものではありません。ユーザの情報を記録するものでもありません。顧客が誰であるかを知ることもありません。ユーザはトラッキングされたり、リターゲットされることもありません。すべてのセッションは独立したものです。ユーザにはこの製品を使うか使わないかの選択肢があり ます。Superfishとの関係は財務的に大きなものではありません。我々のゴールはユーザのためのエクスペリエンスの強化です。我々はそのゴールに対しこのソフトは一致していなかったことを認識し、迅速かつ決定的な行動をとりました。
我々はフォーラムで全てのユーザの懸念に対しサポートをおこなっています。我々のゴールはお客様にベストなサービスを提供するテクノロジーを見つけ出すことで す。今回の場合、ネガティブなフィードバックに対し迅速に対応し、懸念に対し決定的なアクションを取りました。さらにアクションが必要と思われる場合、さらなる詳細な情報はこちらに掲載されています。http://forums.lenovo.com
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。