西川ゴム工業(広島市)がプライベートクラウドにデータベース専用機 「Oracle Database Appliance」を導入した。西川ゴム工業は、この基盤上に基幹系システムを再構築する。日本オラクルが2月25日に発表した。
西川ゴム工業は、ウェザーストリップと呼ばれる自動車用部品をはじめとする各種シール材の専門メーカー。自動車用ドアのウェザーストリップやプレハブ住宅用外壁目地材では高い国内シェアを有しているという。同社は、2020年までに連結売上高を1000億円以上にすることを目指しており、ビジネスプロセスマネジメントに基づいた社内システムの再構築を決定、そのIT基盤をプライベートクラウド環境へ移行した。
西川ゴム工業では、プライベートクラウドの基盤としてDatabase Applianceの性能や柔軟な拡張性を評価し採用に至った。アプリケーション構築での検討期間やコストを低減化できること、ITパートナーであるアシストのオラクル製品に関する実績も主な採用の理由となっている。
同社では、新たに構築したプライベートクラウド基盤上にグローバルで活用する図面管理システム「GLIDE」の移行を完了、2014年11月に本番稼働を開始している。他システムも順次移行を進める予定だ。今後は高速処理が可能な「Oracle Database In-Memory」の導入も検討している。