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IBMとジュニパーネットワークス、リアルタイム予測分析が可能なネットワークで提携

Colin Barker (ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部

2015-02-27 13:21

 IBMとJuniper Networksは、次世代のネットワークアナリティクスの設計と提供で協力する契約を締結した。目的は、通信サービスプロバイダー(CSP)や企業における効率の向上と、新たなネットワークサービスを導入する際にかかる時間とコストを低減することだ。

 IBMが指摘しているように、CSPはこれまでネットワークの管理に重点を置き、「カスタマー・エクスペリエンスへの影響に対する可視性」は限られていた。これは、エンジニアらが従来、ネットワークコンポーネントが持つそれぞれの役割に基づいて各コンポーネントの設計や管理、保守を行ってきたことを意味している。

 これにより、「ネットワークデータを顧客やデバイスの情報と関連付ける作業を適切なタイミングで即座に行う」ことができなかった。しかしIBMによると、現在では先進的なデータ収集技術や、かつてないほど洗練されたアナリティクスのおかげでそういった状況に変革がもたらされつつあるという。

 IBMとJuniper Networksの提携は2009年にまでさかのぼる。そして今回の発表を機に、Juniper Networksの「MX Router Service Control Gateway(SCG)」は、IBMが18カ月前に買収したNow Factoryの技術と統合されることになる。IBMとJuniper Networksは同技術によりネットワーク運用を最適化するとともに、カスタマイズされた新サービスを展開できるようになると期待している。

 目的は、ネットワークを使用しているユーザーや動作中のアプリケーションといった情報をベースに、アプリケーションを実行している機器(すなわち携帯電話やタブレット、ノートPC)の機能や使用場所をも考慮したサービスエクスペリエンスを作り出せるようにすることにある。

 今回の提携には、次のような機能を実現する計画が含まれる。

  • Juniper NetworksのMX Router SCGおよび「Contrail」と、IBM Now Factoryの技術を組み合わせて使うことで「サブスクライバーとVPNの動作に対する完全な可視性を実現」する。またCSPは実際のデータに基づいたスケーラビリティの高い、自動化されたサービスを提供できるようになる。
  • Juniper Networksが「IBM Analytics」の機能を活用することで、データフローに対する理解を深めるとともに、「サブスクライバーがビデオを見ているか、ビジネスアプリケーションを使用しているかにかかわらず」、ネットワークの運用やサブスクライバーのエクスペリエンスを自動的にアップデートしたり最適化するという自己設定機能を実現する。
  • IBM Analyticsの機能はJuniper Networksの「Cloud Analytics Engine(CAE)」やスイッチングソリューションにも統合される。目的は、「待ち時間などの異常が発生する前に予測して修正することによって」エクスペリエンスの質や、アプリケーションのパフォーマンスを向上させることにある。

 提携に供されるIBMの製品は「Now Factory」「InfoSphere BigInsights for Hadoop」「InfoSphere Streams」「Cognos」「PureData for Analytics」「Watson Analytics」「SPSS」。一方でJuniper Networksは「IBM Analytics」の機能をルータやスイッチ、ファイアウォール、SDNソリューションの中核に組み込み、利用を促進する。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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