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ヴイエムウェア新社長「日本の心と外資系マインドのハイブリッドで価値を提供」

鈴木恭子

2015-03-03 19:34

 ヴイエムウェアは3月3日、2015年度事業戦略説明会を開催。既報の通り、副社長のJon T. Robertson氏が代表取締役社長に就任、代表取締役社長の三木泰雄氏は代表取締役会長に就任した。

 Robertson氏は「2007年にヴイエムウェアに入社して以来、三木さんとは“社長と副社長”というより“親子”や“兄弟”のような二人三脚の関係で顧客企業とパートナーの成功を支援してきた。その関係は今後も変わらない」と語り、継続的に経営体制を強化していく姿勢を強調した。

三木泰雄氏
代表取締役会長に就任した三木泰雄氏。「会長に就任したといっても、毎日出勤して業務をこなすことには変わらない」とコメント

 三木氏は2014年の成果として「ハイブリッドクラウドを実現するvColoud Airの提供開始」「SDDC(Software-Defined Data Center)の推進」「エンドユーザーコンピューティング事業の拡大」「パートナーエコシステムの充実」を挙げた。特にSDDCを実現する構成コンポーネント、仮想化管理製品はすべて市場に投入したことから「2015年は具体的な運用事例を紹介できる。国内のパートナーも2000社を超えており、“Software-Defined Enterprise”の実現に向け、大きく前進した」と総括した。

 Robertson氏は2015年の注力事業として「クラウドとモバイルを大きな柱に据える」とした上で、「1つのクラウドであらゆるアプリケーションをあらゆるデバイスから利用できる環境を構築できるように支援していく」と語った。

 日本企業は米国企業と比較し、クラウドへの移行スピードが緩やかであると指摘されている。Robertson氏は、日本でのクラウド戦略について「日本企業は新技術について慎重」としつつ、こう語った。

Jon T. Robertson氏
代表取締役社長に就任したJon T. Robertson氏。1990年に初来日し、日本滞在は通算20年以上。「最初に暮らした種子島で日本語を覚えた。今でも気を抜くと“種子弁”(種子島の方言)が飛び出す」

 「最近はパブリッククラウドの導入事例も増えている。日本企業はメインフレーム時代から自社のシステムをシステムインテグレーターにアウトソースしているので“自社システムを外に出す”ことに抵抗はない。クラウドとオンプレミスの“ハイブリッド”こそ、日本企業のニーズにあった環境だ。日本における(ヴイエムウェアの)ビジネスは100%パートナー経由であり、今後もパートナーの強みとヴイエムウェアの優位性を生かし、ハイブリッドクラウドで顧客に価値を提供していきたい」

 Robertson氏は、人材の採用やワークライフバランスの推進、女性社員の起用も積極的に展開していく姿勢も明確にした。

 「ヴイエムウェアは米国企業だが、退職率は低い。その理由は、短期的な利益の獲得よりも中長期的な成長を目指し、人材を育てることに注力しているからだ。過去においてわれわれは『仮想化製品ベンダー』だったが、現在はハイブリッドクラウド構築のための『パートナー』であり、顧客やパートナー企業から求められるスキルセットも変化している。そうした分野にも人材を投入していく」(同氏)

 三木氏は新規事業の立ち上げや戦略的投資、日本の顧客やパートナーとのリレーションシップ強化を担当するとしている。

One Cloud, Any application, Any Device
2015年の戦略テーマは「One Cloud, Any application, Any Device(1つのクラウドで、あらゆるアプリケーションを、あらゆるデバイスから利用できる環境)」

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