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米金融引き締め不安に連動する世界の株価

ZDNet Japan Staff

2015-03-09 10:57

 3月2日週の日経平均は、1週間で173円上昇し1万8971円となった。3月9日週の日経平均は、反落が予想される。楽天証券経済研究所のチーフストラテジスト窪田真之氏は、6日(金)に発表された2月の米雇用統計が予想以上に強く、米国で早期利上げへの警戒が高まりそうだと話す。

景気回復期待が高まり日経平均は上昇

日経平均週足:2013年1月~2015年3月6日


(楽天証券経済研究所が作成)

 2013年から回復し始めた日本の景気は、2014年に短期景気後退に陥った。それを映し、日経平均は2013年の後半から約1年間、ボックス圏で推移していた。ところが、2015年は再び景気回復色が強まる見通しだ。日経平均は、景気回復期待を背景に、2014年後半から再び上昇トレンドに入りつつある。

米国で金融引き締めの不安が高まる時に世界的に株が調整

 2013~2014年の日経平均週足を見ると、上昇相場の中で、3回大きな調整があったことが分かる。いずれも、米国の金融緩和終了の思惑がからんでいる。

 2月の米雇用統計が強く、早期利上げ懸念が高まったことを受け、今後、同様の調整が起こる可能性もあることを意識しておいた方がいいだろう。

日経平均週足:2013年1月~2015年3月6日


(楽天証券経済研究所が作成)

(1)最初の調整(2013年5月)

 バーナンキショックと呼ばれる。米国の金融政策を決めるFRBで当時議長であったバーナンキ氏が「将来、金融緩和の縮小をやらなければならなくなる」と発言しただけで、世界中の株が下がり、日経平均も急落した。

(2)次の調整(2014年1月)

 FRBのイエレン新議長のもとで、金融緩和の縮小が始まる直前に、世界的に株が下がり、日経平均も急落した。

(3)3回目の調整(2014年10月)

 米国の量的金融緩和が終了する時に起こった。

 3回の調整のうち、米国の金融緩和終了の思惑だけで起こったのは、最初の調整「バーナンキショック」だけだ。2回目の調整は、米国の金融緩和縮小に絡む不安に、米景気の一時的悪化、アルゼンチンの信用不安などさまざまな不安が絡んで起こった。3回目の調整は、米国の量的緩和が終了する不安に、エボラ出血熱、欧州景気悪化、原油急落などの懸念が重なって起こった。

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