デル、エンドポイント向け新セキュリティスイートを発売

NO BUDGET

2015-03-12 07:00

 米Dellは3月10日、エンドポイント向けセキュリティスイートの新製品「Dell Data Protection | Endpoint Security Suite」(DDP|ESS)を発表した。あらゆる規模の企業において、マルウェアの攻撃からデバイスを守り、データを保護し、コンプライアンス要件を順守するための製品。

 単一の管理コンソールから、脅威保護、認証、データ暗号化を提供する。日本でも3月11日から販売を開始した。

 DDP|ESSは、Dellと他社のハードウェアの両方に向けたスタンドアロンのソフトウェア製品として、またDellの商用ノートパソコン、デスクトップパソコン、タブレットとの統合製品として利用できる。Dell Data Protectionポートフォリオ全体で主要なエンドポイント保護を統合しており、企業はDellと他社デバイスの両方で、認証、暗号化、脅威保護が可能としている。

 また、クライアントへのDDP|ESSのインストールにおいて、ハードウェアとソフトウェアの独自の統合によるセキュリティと、設定せずにすぐ使用できる機能による導入プロセスを提供する。このセキュリティスイートによって、Dellはハードウェアの購入とサポートに対する単一の窓口、統合されたエンドポイントセキュリティを顧客に提供するとしている。

 同製品は、高度な認証、暗号化、脅威保護のほか、下記のような機能を備える。

統合された管理とコンプライアンスレポート

 ステータスとコンプライアンスの統合レポートを作成できる単一コンソールを使用し、企業においてあらゆる要素のリモート管理を可能にし、エンドポイントセキュリティの管理に必要な時間とリソースを最小限に抑える。

容易なセットアップと導入

 単一クライアントのインストールプロセスを通じて導入される。また、セットアップと構成を簡素化するウィザードベースのプロセスを含め、迅速な導入のために仮想アプライアンス管理サーバを提供する。

セキュリティの専門知識を搭載

 IT部門がコンプライアンスレポートを作成する上で役立つポリシーやレポートのテンプレートを用意。コンプライアンスレポートの複雑性が大幅に緩和されるため、セキュリティ専門家を部内に抱えない小規模なIT部門でもデータが暗号化されていることを証明でき、訴訟リスクを下げることができる。

優れた柔軟性

 中央で管理される認証と、ハードウェアベースとソフトウェアベースの暗号化をはじめとする幅広いデータ保護をサポートしている。

 リムーバブルメディアの保護、高度なポート制御、MicrosoftのBitLockerと自己暗号化ドライブ(SED)の管理、ディスク暗号化ソリューションであり、FIPS 140-2レベル3認証を受けたDell独自のHardware Crypto Acceleratorなど高い品質の暗号化機能をサポートしている。

使用の容易性

 ITとユーザーエクスペリエンスを最も重視。エンドユーザーに対して可視化されており、一貫性のある管理体験を推進することで、全体的な生産性の向上を図る。

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