アドビ、「Adobe Document Cloud」を発表--クラウドへの取り組みを強化

Rachel King (ZDNET.com) 翻訳校正: 川村インターナショナル

2015-03-18 13:22

 Adobe Systemsはモバイルとクラウドのトレンドを反映した「Adobe Acrobat」ファミリの新ラインアップを発表した。

 既存スイートの「Adobe Creative Cloud」と「Adobe Marketing Cloud」は、Adobeの長年にわたるクラウドへの取り組みの基礎をなすサービスだが、これらに続いて「Adobe Document Cloud」が登場した。モバイルデバイスからのアクセスと共有向けに再設計された「Adobe Reader」アプリ(標準版とプロフェッショナル版)が含まれている。

figure_1

 Document Cloudの中核機能は、デジタル文書管理を目的とする電子署名や、追跡および制御サービスだ。例えば「Send and Track」機能では、電子メールと同じように、文書を送信した後、ファイルが受信されたかどうかを確認することができる。

 また、「Fill and Sign」という派生機能もある。これはDocument Cloudスイートに含まれる無料アプリで、電子フォームへの入力作業を効率化し、情報を毎回再入力しなくても済むようにすることが目的だ。

figure_2

 Adobeは「Acrobat Mobile」の発表によって、モバイルでのPDF機能も強化している。Perera氏はAcrobat Mobileについて、「動作が軽い」というだけの製品ではなく、モバイルデバイス向けPDF編集ツールの「一級市民」になったと賞賛した。

 Adobe Document Cloudは4月に提供が開始される予定だ。

figure_3
提供:Adobe

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    2023年OTサイバーセキュリティの現状レポート--75%の組織が過去1年間に1回以上の侵入を経験

  2. セキュリティ

    サイバーセキュリティ強化に向けてマイクロソフトが示す実践的な指針を紹介

  3. セキュリティ

    5分でわかる「AWS WAF」--基礎知識から運用で陥りやすい3つの落とし穴までを徹底解説

  4. セキュリティ

    最前線で活躍するトップランナーと本気で考える、これからのサイバーセキュリティ

  5. 経営

    ガートナーが指南、迅速な意思決定を促す「AI」活用を実践する3つの主要ステップ

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]