アシストは高速ETLツールの新版「Syncsort DMExpress 7.16」(Syncsort開発)を3月19日から提供している。税別価格は147万8400円から。
新版では、アシストが取り扱う連想型高速インメモリビジネスインテリジェンス(BI)プラットフォーム「QlikView」「Qlik Sense」(Qlik Technologies開発)から接続できるデータソースの1つである「QlikView Data Exchange(QVX)」ファイルの生成機能が追加された。
DMExpressでさまざまなデータソースからデータを抽出し、分析に最適なデータ加工処理を実施したQVXファイルを生成することでQlikViewとQlik Senseに取り込む際のデータロードが高速化されるという。ETL処理との親和性が高まることでQlik製品の特長であるインメモリ技術を生かしながら、大容量データであっても高速に動作する分析環境が実現できるという。
DMExpressは、独自の高速アルゴリズムと並列処理でCPUやメモリなどのリソースを最大限有効活用しながら大容量データのソート、マッチング、集計処理などを高速で実行できるという。メインフレーム環境からのダウンサイジング時に課題となる高速性と安定性を確保し、コモディティなオープン環境でもメインフレームと同等以上の性能があると説明する。
テンプレート方式のシンプルなGUIで初心者でも短期間に習得して複雑なETL処理も効率よく開発可能なツールとして活用され、通信や金融、公共業界をはじめ広く利用されているという。アシストでは2800ライセンス380社以上の導入実績があると説明。無償で試せるトライアルキットのダウンロードサービスも提供している。