実のところ、多くのキャリアにおいて、未知のものに賭けてみることで、そうしなければ得られなかったかもしれない、素晴らしい未来を切り開けることがある。
しかし、どのようなリスクをとることを考えるべきなのだろうか。この記事では、筆者が考える、冒してもよいと思えるリスクを紹介する。
1. 給料より社風を選ぶ
Googleのような一部の企業は、その社風でよく知られている。自分に合った社風は、長く健全なキャリアを築くのに大いに役立つ場合がある。しかし、それとは逆に社風よりも給料を選ぶと、結果としては多額の収入が得られるが、その分、自分の心が対処できないレベルのストレスを受ける可能性がある。選択肢が甲乙つけがたく、一方の選択肢は喜びを、もう一方はより高い給料をもたらすのであれば、より低い給料のリスクをとる方が報われるはずだ。
2. 「既知のもの」と距離を置く
テクノロジというと、シリコンバレーやノースカロライナ州のリサーチトライアングル、サンフランシスコのベイエリアのような、テクノロジの中心地を思い浮かべるかもしれない。しかし、新興企業は世界中にある。思い切って既知のものの外に出なければ、一生に一度のチャンスを失いかねない。この考えと、給料よりも社風を選ぶことを同時に実行すれば、仕事面だけでなく、個人的にも自分に合った場所に行き着くことができる。まず自分の社会生活やプライベートな生活を考えて、どこに住みたいかという観点で探索を始めよう。対象を絞り込めたら、それから仕事の機会について考えればいい。
3. 独立する
多くの人は、独立するというと失敗のイメージや恐れなどの感情を抱く。確かに、フリーランサーや契約労働者になると、自分の世界に何層もの複雑さが加わる可能性がある(税金、保険、請求書、予算など)。しかし、こうした落とし穴になり得るものと同時に、自分で好きなようにできる自由が得られる。これは大きなリスクだが、安全な道にしがみついていることで得られるどんなものよりも、はるかに大きな見返りがある場合もある。
4. 好きなことを追求する
筆者は、一般的な会社というものと、どうしてもうまくいかないことが1つある。筆者はそれに全く情熱を感じないのだ。そのため、あまり人が通らない道をずっと歩んできた。そして、幸運にも、短い例外的な期間を除いては、人生で「会社勤めをした」日はなかった。情熱を持っているものがあるならば、それを追い求めるべきだ。その情熱の先が行き止まりだとしても、少なくとも挑戦したことにはなる。多くの人にはなかなか言えないことだ。その情熱が、それに取り組まなければ経験できなかったような成功や喜びにつながる可能性がある。
5. 専門分野を越えてネットワークを作る
ネットワークを作る場合、小さな輪の中で自分と同じことをしている人々とネットワークを作ることが一番多い。これでは、目先のことしか見えていないことになる。ネットワークを作るなら、自分の専門分野の外に出ていこう。既知の世界の外にはチャンスが待っているだろう。1つのつながりがどこにつながるかは全く分からない。いつものつながりの輪の外で自分の仕事について語り始めたら、チャンスがやってくる。「友達の友達にこういう人がいる」と紹介してもらえるのは、自分のキャリアを新しくする素晴らしい方法だ。