米小売チェーンTarget、個人情報流出訴訟で1000万ドルの支払いに合意

CBSNews 翻訳校正: 矢倉美登里 福岡洋一 (ガリレオ)

2015-03-20 12:28

 米小売チェーン大手のTargetが、2013年に起きた大規模な顧客情報流出に関連する集団訴訟で、和解案に従い1000万ドルを支払うことに合意した。CBS Newsに対して同社が認めた。

 「プロセスの前進に満足し、解決を待ち望んでいる」と、Targetで広報を担当するMolly Snyder氏は米国時間3月18日遅く、CBS Newsに対して語った。

 和解案には米連邦地方裁判所判事の承認が必要だ。裁判所の文書によると、専用口座を開設して被害者1人につき最大1万ドルの損害賠償の支払いに用いるという。

 この種のものとしては最大規模であるTargetの顧客情報流出は、忙しいホリデーショッピングシーズンの2013年11月27日から12月15日の間に起き、約4000万件ものクレジットカードおよびデビットカードの情報が盗まれた。

 犯人は顧客がレジでのカード払いに使用した決済用端末にソフトウェアをインストールすることによって情報を盗んだと、捜査当局はみている。Targetが米国で展開する1797店舗のほぼすべてが被害にあった。

 2013年末までに、総額数百万ドルの損害賠償を求める15件以上の訴訟が起こされた。被害が広範囲にわたるため、米司法省が情報流出について独自の調査を開始した

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]