企業での使い勝手は?
これは仕事の種類や、仕事をする場所に応じて、プロフェッショナルによって大きく異なるだろう。しかし、最大の不満がポート不足であることは明らかだ。USB-Cはまだ新しい規格であるため、デバイスが新しいコネクタに移行するまではさまざまな問題が生じるだろう。それにしても、ポートが1つしかないというのは制約が大きすぎる。
IT管理者なら誰でも、Ethernetポートがないのは大きな問題だと言うはずだ。Wi-Fiは便利だが、もしWi-Fiがダウンしていたり、Wi-Fiがなく、有線のEthernetしか使えない場合はどうするのだろうか。この問題はUSBとEthernetの変換アダプタが使えれば回避できるが、バッテリが減っていて、唯一のポートを充電に使っている場合はそれも難しい。
ターゲットは誰か
新しいMacBookはどんなプロフェッショナルでも使うことができるだろうが、残念ながら仕事向けのポートを備えていない。USB-Cポートが1つしかないため、普段から複数のポートを使って、スマートフォンの同期や、外付けデバイスへのファイルのバックアップ、ラップトップの充電などをマルチタスクで同時に行っている人は、そのうちの1つだけを選ぶか、さまざまなアダプタやUSBハブまで別に用意するかのどちらかしかない。
現モデルの新しいMacBookは、同時に1つか2つのアプリしか使わない一般的なエンドユーザーや、一度に1つのデバイスしか使わないカジュアルユーザーには受け入れられる可能性が高い。
MacBook Air
製品概要:「MacBook Air」は、2008年にリリースされて以来、Apple製品の中で事実上唯一のウルトラポータブルラップトップだった。MacBook Airは、SSDの性能も優秀で、バッテリ持続時間が極めて長く(フル充電であれば最大12時間)、強力な機能を小さなボディに詰め込んでいる。

主な仕様
MacBook Airの長所は、なんといってもその軽量さと長いバッテリ持続時間だ。そのしっかりしたオールアルミニウムのデザインは、ほかのノートPCの挑戦をはねのけてきた。それに加え、MacBook Airは、一部のノートPCに搭載されているような性能の劣る省電力版ではなく、最新のIntelデュアルコアプロセッサを搭載しており、USB 3.0、Thunderbolt、SDカードリーダーなど豊富なポートを備えている(13インチモデルの場合)。価格:11インチMacBook Airは899ドル(10万2800円、税別)から、13インチMacBook Airは999ドル(11万2800円、税別)から。
MacBook Airはバッテリ持続時間が最大12時間と非常に長持ちする。また、「MagSafe 2」充電アダプタを備えているため、ケーブルを引っかけても、コネクタが引っこ抜かれて充電ポートが壊れてしまうようなことはない。
最後に、MacBook Airには2つのモデルがある。11インチモデルと13インチモデルの仕様はかなり似ており、違いは11インチモデルにはSDカードリーダーがなく、0.27kg軽いことなどだ。