日本IBMは3月30日、モバイルアプリの開発や運用のテストを自動化するための「IBMモバイル・テスト・センター」を4月2日に開設すると発表した。利用料金は対象アプリの特性やデバイス数などに応じた個別見積もりで、初回は税別120万円程度、2回目以降は半額程度となる見込み。
センターは幕張事業所内に設けられ、機能テストの自動実行に加え、セキュリティやパフォーマンス、ユーザビリティといった非機能要件もテストする。モバイルデバイス管理(MDM)のシステム構築も支援する。テスト期間は通常2~3週間程度を想定しているが、条件が整えば最短1.5日程度で実施できる場合もあるという。
IBMの「Rational Test Workbench Eclipse Client」「Rational Quality Manager」「Rational Team Concert」に加えて、Perfecto Mobileが提供するソフトウェア「Perfecto Mobile」を利用してテストを自動化し、短期間かつ低コストでテストを実現できるという。
IBMのソフトウェア「Security AppScan Source」を利用して開発の初期段階からセキュリティの脆弱性を検証できるため、より強固なセキュリティをテストできると説明。ソフトウェア「IBM MaaS360」でMDMの構築を支援し、モバイルアプリの迅速な配布やデバイスの運用負荷の軽減を支援するとしている。