Amazonは、「Amazon Web Services」クラウドで大量のデータを扱うワークロードを実行しようとする企業ユーザー向けに、新たなクラウドストレージインスタンスの提供を始める。
具体的には、Amazonの「Elastic Compute Cloud」(EC2)でテラバイト単位のデータセットを処理するためのインスタンス「D2」が新たに提供される。
AWSのチーフエバンジェリストであるJeff Barr氏は、米国時間3月31日のブログ記事で、この新たなインスタンスを「完全なストレージシステムを構築するのに使用できる構成要素」と説明している。
D2はIntel Xeon E5-2676 v3 (Haswell) を搭載して実行される。4つのインスタンスサイズが用意されており、ベースクロックは2.4GHzで、最安料金は6テラバイトのストレージで0.69ドルとなっている。
Barr氏によれば、最大のD2インスタンスでは、最大48テラバイトのストレージを扱うことができ、最新バージョンのAmazon Linux AMIのイメージで実行された場合、読み込み毎秒3500Mバイト、書き込み毎秒3100Mバイトの処理能力を持つという。
D2のインスタンスは、Amazonの米国東部(バージニア北部)、米国西部(オレゴン)、欧州(アイルランド)、欧州(フランクフルト)、アジアパシフィック(東京)、アジアパシフィック(シンガポール)、アジアパシフィック(シドニー)の各リージョンで、すでに利用可能になっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。