NEC 代表取締役 執行役員社長 遠藤 信博氏(要旨)

NEC 代表取締役 執行役員社長 遠藤 信博氏
NECグループは、人が豊かに生きるためのインフラをICTで実現する「社会ソリューション事業」に注力している。2014年、新たに事業ブランドメッセージ “Orchestrating a brighter world”を策定すると共に、新しい社会価 値を創造する7つのテーマを定めた。これらは、社会課題に対して、安全・安心・効率・公平という観点で顧客とともに新たな価値をつくりながら、世界中の人間社会に「社会ソリューション事業」で大きな貢献をしていきたいという、われわれの意志である。
この意味を十分に理解し、われわれがどの様な価値を出せるのかということを考えて欲しい。NECは「東京2020ゴールドパートナー」契約を本年2月に締結した。5年後には、皆さんが大きな貢献をし始めているはずである。みなさんとともに、2020年に向けて次世代の社会ソリューションを創り上げていこう。
商品やサービスは「売るもの」ではなく「買っていただく」もの。そのためには、商品やサービスが「ダントツ」であることが必要。そのような商品やサービスは、関係部門が一体となってはじめて創ることができる。ビジネスとは常に新しい価値を創造することであり、皆さんにもぜひ「イノベーションへの情熱」を持って、積極的にチャレンジして欲しい。
「強い意志」を持って事に臨めば、必ずや成功する。一人ひとりがNECの一員として社会に貢献していくという強い意志を持ち、若い力で組織に新しい風を起こし活躍して欲しい。
経済活動において最も重要なことは「倫理観」。経済活動は人によって行われるものであり、倫理観を忘れた経済活動は最終的に破綻してしまう。ビネスは人間社会の活動そのものであり、皆さんにはまずきちんとした倫理観を持ち、住友グループの"浮利を追わず"の精神で仕事にあたっていただくようお願いする。