SAPジャパンは4月2日、データディスカバリツール「SAP Lumira Edgeエディション」の提供を開始した。中堅中小企業の組織や部門での利用を想定している。
Lumiraは、エンドユーザー自身がセルフサービス方式でデータにアクセスし、容易に変換、可視化実行できるというソフトウェア。ローカル環境のデータや各種データベース上のデータを加工しながら、ドラッグ&ドロップでグラフやチャートを作成できる。
Excelファイルとテキストファイルのみをデータソースとし、ローカル環境だけで利用する場合は、無料でダウンロードして利用できる。これまでのダウンロード数は65万回以上、さまざまな企業で導入が進んでいると説明している。
Edgeでは、汎用的なプラットフォーム環境にも対応しており、従来よりも柔軟な導入アーキテクチャを組むことで、組織や部門での簡易的な利用でもデータの共有やユーザー管理機能を活用できると説明。一般的なウェブブラウザを使用して、部門内や同僚と魅力的なビジュアライゼーションを作成、閲覧、修正、共有できるようになるという。
インストールも簡単であり、データの可視化をいち早く開始することで、魅力的なストーリーを伝えられるとしている。オンプレミス環境でも導入に必要な初期投資を低減し、あらゆる規模の企業でのデータの可視化や活用の向上を支援するという。

Lumira画面(SAP提供)