マーケティングオートメーションは日本に根付くのか

マーケティング自動化(前編)--誕生は必然 - (page 2)

尾花 淳(2BC) 吉澤亨史 山田竜司 (編集部) 2015年05月20日 07時00分

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「マーケティングは関係ない」と言った人が興味

尾花氏 ありがとうございました。では早速お話を始めて行きたいと思いますが、MAはいまそのキーワードが入っているだけで、たくさんの人が集まる状況だと感じています。それを象徴するのがマルケトさんが主催した「Marketo Summit Japan 2015」イベントでした。

福田氏 会場は当初800人で準備していたイベントには、申込が1600人、会場は最終的に1300人くらいいらっしゃいました。2割弱がパートナーやプレスでしたが、8割近くがエンドユーザーでした。


セールスフォース・ドットコム Salesforce Marketing Cloud 営業・ソリューションコンサルティング 執行役員 笹俊文氏

尾花氏 そういう意味では、旧ExactTargetをSalesforce Marketing Cloudと名前を変えて、会場の色も変えて日本でのローンチを発表したとき、肌感覚はいかがでしたか。

笹氏 発表は2014年の6月10日でした。Salesforceの冠の中で買収されて日本でリリースされた経緯もあると思いますが、車や電化製品など間に代理店や量販店などがあって、なかなかユーザーのことを直接知ることができないタイプのメーカーなどのニーズが高かったと思います。大手メーカーたちがユーザーと直接つながるためのツールとして、6月以降は非常に引き合いがあり、それが今でも続いている状態です。

尾花氏 オラクルも、2013年末に買収したキャンペーンマネジメントツールの企業「Responsys」も、Eloquaを含めてOracle Marketing Cloudとして統合し、リブランドしますという発表をしていましたね。

東氏 2014年の8月でした。日本での導入事例を発表できたのは大きかったと思います。あの時はクラウド型データマネジメントプラットフォーム(DMP)「BlueKai」とResponsysをもっているので、BtoCに強いというイメージがありました。そのときは、まだまだ「なんで(MAが)必要なの?」という感じのところはありました。それが最近高まっている感じはします。

尾花氏 それまでの事例は海外でしたからね。「米国だから」みたいな話はありましたね。MAについて追い風を感じはじめたのはいつ頃からですか。

東氏 やはり2014年8月の発表以降ですね。そこから問い合わせも増えましたし、顧客の理解も進んでいると感じます。それまでは顧客に対して、まず最初にMAのレイヤについてを20~30分説明する必要がありました。それが不要になったというのは大きいですね。

尾花氏 カタカナの「マーケティングオートメーション」でGoogleトレンドなどをみると、2014年の途中くらいから、まさにマルケトジャパンができたこと、セールスフォース・ドットコムのMarketing Cloud発表、オラクルの発表と、一気に増えています。しかもピークはまだ迎えていない感じです。

中村氏 MAの前はCRMやSFAがあって、皆さん何らかのものを使っていたという素地ができてきていて、次の打ち手というお話しはなかなかありませんでした。

 それが今は、システムを検討しているような人たちも「MA最近聞くけどどうなんだろう」と検討したり、関心を示しています。SIerや中小企業など、これまでマーケティングは関係ないと言っていたような人たちも、MAにどう取り組むか、一緒に組めるかということを考えるのが増えたように思います。

岡本氏 シナジーマーケティングのプロダクト全体を見ても、確かに売り上げや利益など成長を続けています。ここに来る前も、ある調査レポートを見ていたのですが、確かにメールマーケティングや統合型マーケティングの市場は今後も確実に拡大する傾向にあると思います。

 最近の動きとして、プロダクトとして持っているメールマーケティング、CRMの延長だけでなく、データドリブンなマーケティング全体的に領域を広げていこうということでヤフーの傘下に入りました。ヤフーの広告、アドテクまわりのプロダクトと連携を考えながら、引き続き中小企業向けにやっていくというのがシナジーマーケティングのスタンスです。

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