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米雇用統計弱く日本株も反落へ

ZDNet Japan Staff

2015-04-06 11:00

 4月6日週の日経平均は、反落を見込む。先週の日経平均は、1週間で150円上昇して1万9435円となった。運用資産200兆円超を持つゆうちょ銀行が、日本株への投資を増やす方針であると伝わったことが、日経平均の上昇を支えた。

 ただし、最近米国の景気指標が弱含み、NYダウの上値が重くなっていることから、楽天証券経済研究所のチーフストラテジスト窪田真之氏は、4月6日週は、日本株も反落を見込んでいるという。

3日発表の米国の3月の雇用統計はネガティブサプライズ

非農業部門の雇用者増加数


(出所:米労働省)

 米景気の短期的な動向を良く表す指標として注目が高い、非農業者部門の雇用者数が予想以上に弱く、驚かれた。3月は、12.6万人増と、景気好調と見なされる目安の20万人増を大きく下回った。

 最近、米景気指標に弱めの発表が増えてくる中で、雇用統計まで弱かったことから、米景気にやや不安が生じた。

完全失業率


(出所:米労働省)

 3月の米国の完全失業率は、前月と変わらず5.5%だった。長期トレンドで米失業率が低下している状況に変わりはない。ただし、非農業部門の雇用者の増加幅が大幅に減ったことから、米景気は足元やや勢いが落ちていると考えられる。

日米とも、足元の企業業績にやや不安

 これから発表が始まる米国企業の1~3月決算では、業績モメンタムの悪化が見られる可能性がある。原油急落の影響から石油関連産業の収益が悪化することに加え、ドル高が製造業の収益に悪影響を及ぼし始めている。

 原油安は、最終的にアメリカの経済にプラス効果をもたらすが、短期的にはマイナス効果が先行しそうだ。

 日本の企業業績はこれから回復色が強まるだろうが、それが確認できるまでにかなりの時間を要する。なぜならば、日本企業は、新年度の業績予想を低め低めに出す傾向があるからだ。

 これから始まる2015年3月期決算発表の際、2016年3月期業績予想が発表されるが、極めて保守的(低め)になる可能性が高い。力強い業績回復を期待しても、目先は空振りになる可能性が高いと考えられる。

下がったところは買い場の判断継続

 目先、日経平均は弱含みと考えられる。ただし、楽天証券経済研究所では、2016年3月期の企業業績(東証一部金融を除く全産業経常利益)が15%の増益になると予想している。年末には、日経平均は、企業業績の拡大を好感して2万1000円に上昇すると予想している。日経平均が下がる局面は、買い場になると考えられる。

 過去記事は、キーワード「日本株展望」から読めます。

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