日本の貿易赤字は今後急速に減少すると予想

ZDNet Japan Staff 2015年04月07日 11時30分

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 アメリカの景気指標にやや弱めの数字が増えてきたことを受け、目先、日経平均は上値が重い展開となりそうだ。ただ、日経平均は年末に2万1000円へ上昇すると予想されており、下げたところは買い場との判断を継続している。

 最近、為替の見通しについて質問を受けることが多くなったという、楽天証券経済研究所のチーフストラテジスト窪田真之氏が為替について解説する。

円安(ドル高)が進みにくくなった3つの理由

 最近、円安が進みにくくなった背景に以下の3つがある。

  1. ドル金利の先高感がやや低下していること
  2. 現在の為替レートが購買力平価(企業物価)より18%も円安水準にあること
  3. 日本の貿易赤字が急速に減少していること

ドル金利の先高感がやや低下

 過去2年、急激な円安(ドル高)が進んだ理由で一番大きいのは、日米金融政策の方向性の違いだ。日本がどんどん金融緩和を強化する中、アメリカは金融緩和を終了し、今年利上げを実施する見通しだ。円金利が低下する中で、ドル金利に先高感があることが円安(ドル高)の原動力となってきた。

 実際、日銀が国債を大量に買い続けているため、円の長期金利(新発10年国債利回り)は0.4%前後まで低下している。一方、アメリカは利上げをすれば短期金利(FFレート)が上昇し、つれて長期金利も上昇する可能性がある。

 ところが、足元、米景気がさほど強くないとの指標が増え、アメリカの金利先高感が低下している。さらに、昨年後半から原油など資源価格が全面安となった効果で、世界的に低金利・低インフレが進んだことも、ドル金利の先高感を低下させている。それが円安(ドル高)が進みにくくなる背景となっている。

日米独の長期金利(10年国債利回り)推移 (2007年1月~2015年4月3日)


(出所:Bloomberg)

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