米国時間4月6日に新しいスイッチやネットワーキングソリューションを発表したのはDellだけではない。Juniper Networksも新製品を発表した。Dellの新製品が中小企業に狙いを定めている一方、Juniperは「レイテンシに敏感な」環境に照準を合わせている。例えば、金融サービス分野やエネルギー産業分野など、実質的に常時データがやり取りされているインフラだ。
Juniperの新たなアプリケーションアクセラレーション(AA)スイッチ「QFX5100-AA」と、パケットフローアクセラレータ(PFA)モジュール「QFX-PFA」は、Juniperや、エンタープライズ向けテクノロジを提供するその他の大手企業によるさまざまなテクノロジと連携する。
それらには、Intelの「x86」アーキテクチャを搭載した高パフォーマンスCPUや、Broadcomのスイッチング用チップ、Maxeler Technologiesの特定アプリケーションプログラミング用のデータフロープログラミング環境などが含まれる。
Juniper製品との統合に目を向けた場合、QFX5100-AAとQFX-PFAによって、自動化されたデータセンター管理を実現するための「Junos Space Network Director」や、高頻度でネットワークを監視する「Cloud Analytics Engine」、データセンター用スイッチ製品「QFX5100」で構築された基盤に対する新たな40Gイーサネットサポートへのアップグレードからの利点を生かせるようになる。
これらの製品を連携させることで、ソーシャルメディアやマーケットデータのフィード、注文処理のルーティング、次のアクションに影響を与えるさまざまなビジネス分析といった、重要かつリアルタイムなプロセスを常時稼働させ続けるためのデータセンターアーキテクチャが実現できるようになる。
このAAスイッチとPFAモジュールはともに7月に出荷開始の予定。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。