スクリーニングで選ぶバリュー株

ZDNet Japan Staff 2015年04月08日 10時59分

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 4月7日の日経平均は242円高の1万9640円だった。3月の米国の雇用統計がネガティブサプライズで米景気の先行きに懸念が生じたが、株式市場はいったん「これで米国の利上げの時期が遅くなる」と好材料視した。

 日本では、今日は、日銀政策決定会合の結果公表後に行われる黒田総裁の記者会見が注目される。日本のインフレ率(コア)が2月に消費増税の影響を除くベースで前年比0%まで落ちたことを受け、今後の追加緩和に含みを持たせる発言が出るかが、注目される。

 今日は、楽天証券経済研究所のチーフストラテジスト窪田真之氏が、スクリーニングで選ぶバリュー株を紹介する。

あえて人気のないバリュー株に注目するわけ

 人の心は移ろいやすいものだ。今、人気の株が1年後も人気とは限らない。人気絶頂の株の人気がなくなっていく時は、一般的に株価の下げが大きくなる。人気株を買うならば、その人気がいつまでも続いていることを継続的にチェックしなければならない。

 「人の行く裏に道あり花の山」有名な相場格言だ。不人気で割安になっている株の中から、堅実経営できちんと利益をあげている銘柄を買っていった方が、かえって大きいリターンを得られる可能性があることを示唆するものだ。

 日経平均は先高感が強いものの、短期的にはやや上昇スピードが速すぎるという感覚もある。ここからの投資は、人気沸騰している株ではなく、あえて、あまり人気のないバリュー株にも注目すべきだろう。

PBRと自己資本比率等からスクリーニング

 楽天証券に口座をお持ちの方であれば、スーパースクリーナーを使って、いろいろなバリュー株をスクリーニング(抽出)することができる。 今日は、1つ具体例を出してみよう。ここに挙げる銘柄は推奨銘柄ではないが、株価指標が低いバリュー株といえる。

 以下の4条件で、スクリーニングした。

  1. PBR(株価純資産倍率)1倍以下:バリュー株を選ぶ条件として、まず株価が1株当たり純資産を割り込んでいるという条件を入れた
  2. 過去3年平均売上高増加率3%以上:売上が減っていく企業を避けるため、過去3年平均増収率3%以上とした
  3. 自己資本比率60%以上:財務内容が比較的良好と考えられるものとした
  4. 売上高経常利益率10%以上:収益力がそこそこ高いものとした

楽天証券スーパースクリーナーでのバリュー株スクリーニング結果


(注)株価は4月7日時点

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